従業員10人未満の企業でも就業規則は必要?作成しないデメリットとは
1 就業規則の定義と役割 就業規則とは、賃金や労働時間、解雇や懲戒処分の事由、服務規律の内容など、就業にあたり従業員が守るべき規律を定めるものです。合理的な労働条件を定めた就業規則が従業員に周知されている場合、その就業規則は、従業員の個別の同意がなくても雇用契約の内容になります(労働契約法第7条)。... 続きはこちら≫
訴訟で通用する就業規則、通用しない就業規則の特徴や条件とは
1. 裁判における就業規則の取り扱い 裁判において、就業規則は企業が労働者との関係を適切に管理していることを示す重要な証拠と見なされます。そのため、裁判の冒頭で裁判所から就業規則の提出を求められるのが一般的です。提出ができない場合、その後の審理において、企業側にとって不利となる可能性があります。 裁... 続きはこちら≫
【判例解説】みなし労働時間制とは?協同組合グローブ事件(最高裁第三小法廷令和6年4月16日)判決について弁護士が解説
第1 最高裁判決の要旨 最高裁判所第三小法廷(今崎幸彦裁判長)は,令和6年4月16日,事業場外労働のみなし労働時間制(労働基準法38条の2第1項)における「労働時間を算定し難いとき」が争点となった裁判で,適用を否定した原審を破棄し、審理を福岡高等裁判所に差し戻しました。 原審の福岡高等裁判所は,「業... 続きはこちら≫